へんぽらい日記 - 町を見るとき

平成23年1月7日 白尾山より
小学校の遠足で白尾山に登ったとき、町を一望できることに驚き、目をこらしてわが家を探したのを憶えている。しかしその後ろに高く聳える富士山は、意外とその時の記憶にはなかった。
今思えば富士山は何時でもそこにあり、見えているのが当たり前だったから特に驚く事もなかったのだろう。
ふるさとを紹介するwebサイトを作り始め、写真を撮ろうと改めて白尾山に登ったとき、その後ろに気高く聳える富士山にあらためて畏敬の念を覚えた。

満月の夜羽鮒山から見た富士宮市街と富士山だ。
街灯など一切無い山林の中を一人登るのは心細いものだが、植林の上から差し込む満月の光に勇気づけられ展望台に登った。人みな眠りにつく頃、富士山は穏やかに町を見守っている。それがまるで子供たちを見守っている慈母のように思えた。
ある時ネット仲間に富士山に男性と女性どちらを感じるかと問うたら、意見はやっぱり割れた。それぞれ感じるところは違うもの。割れるのが当たり前だが、私にとっては大いなる母である。
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