へんぽらい日記 - 201008のエントリ
昨日8月26日と今日27日は浅間大社境内での定例囃子練習だった。
この練習、浅間大社青年会の囃子同好会としては30年以上の歴史があるが、平成九年に富士宮囃子保存会が出来てからは合同練習の場に便乗させて頂き、すでに13年を数える。
ずいぶん昔だが、その合同練習を記録したビデオだ。
私も時々笛を吹いている。
囃子はそれぞれの町内で守り伝えられていることから、長い年月を経てそれぞれのクセが個性となり、微妙な違いを持つに至った。
なかなか他町内の囃子と合わせて叩く機会はないし、なかなか合わないものなのだが、原型は一つの囃子だ。何度かやっているうちには息が合ってくる。
他町の囃子や笛の技巧を見聞きして、盗むには恰好の場所だ。
間が悪いことに今日は秋祭り青年協議会の会合があり、練習もぎりぎりの五人。おまけに途中で雨が降り出したので太鼓をしまうのは後日になった。
最近は1年が経つのが本当に速い。
まごまごしている内にもう次の祭りだ。
9月も半ばになると、気の早い町内では囃子の練習が始まる。
遠音に祭り囃子を聴くと郷愁が募るものだ。
この町で生まれ育った若い者が、流失するのが一番の痛手だ。
祭り囃子の音が若者の故郷回帰につながればと祈る。
静岡県立富士高校同窓会「富友会」の記念講演で、すがやみつるさんが講師を務められた。今年度の同窓会幹事は高校21回卒業生で、まさにすがやさんの卒業年度。
1級下の私は部室横町で遊んで頂いたのを良く憶えている。
twitterでは@msugayaのIDで多数のフォロワーを持つ有名人。
たまにメッセージ交換などして頂いている。
ゲームセンターあらしは出世作。
演題は「アラカンマンガ家大学院生になる」
中学校時代から漫画家を目指していたこと。
高校時代はひたすら水泳で体を鍛えたこと。
高校時代に書いたマンガの添削を巨匠にして頂いたとのこと。
この日、電車で富士まで出かけたのだが、同席した先輩がこんな事を言っていた。
息子の大学卒業式に出席し、モニタを見ていたら卒業生の中に高校時代のクラスメート菅谷充君を見つけた。後で息子に聞いたらそれに出席しているのは主席卒業生だけだとのことで改めて驚いたと。
先輩が学業に精進されている姿には感嘆する。
さらに上を目指すか、大学でマンガを教える講師になるか、進路については現在お悩みのようだ。
講演を聴いて思うのは、マンガを教えるというのはすがや氏の天職ではないかということ。
天性のものなのか経験なのか判らないが、多くの人前で臆することなくよどみなく話すことが出来る。そして伝えるべき経験がある。
どちらに進むにしても、行き着く所はそこに違いない。
そう思った。
おまけ
懇親会での校歌斉唱。
太鼓を叩いているのが同年度卒業生の息子さんだそうで、彼主体に携帯で歌いながら撮影。
8月8日に高崎まつり見学。
山車や神輿の写真を撮るかたわらのビデオ撮影なので、中途半端の感はぬぐえないが。
BGMとして再生しながら写真を御覧下さい。
高崎駅西口で駐車場を探し、賑やかなお囃子の音を頼りに大通りに出るとすでに山車が並んでいた。
第三十八番 通町 人形は乙姫
第三十七番 和田町 人形は菅原道真
第三十六番 下和田町四丁目 人形は牛若丸
第三十五番 八島町 人形は神功皇后
第三十四番 下横町 人形は天照大神
第十九番 高砂町 人形は神武天皇
第二十番 旭町 人形は鍾馗
第二十二番 九蔵町 人形は静の舞
第二十三番 山田町 人形は木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)
第二十四番 北通町 人形は新田義貞
第二十五番 羅漢町 人形は大黒天
第十八番 田町一・二・三丁目 人形は神功皇后
第九番 本町三丁目 人形は石橋の舞
第十七番 寄合町 人形は弁慶勧進帳
第八番 本町二丁目 人形は弁財天
第七番 本町一丁目 人形は猩々
第十六番 新紺屋町 人形は三番叟
第十五番 柳川町 人形は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
第六番 末広町 人形は静御前
第十四番 連雀町 人形は桃太郎
第五番 成田町 人形は素戔嗚尊(スサノオノミコト)
第十三番 並榎坂下 人形は小鍛冶
第四番 請地町 人形は羽衣の天女
第十二番 歌川町 人形は藤原定家
第二番 住吉町 人形は蘭稜王
第十一番 常盤町 人形は牛若丸
第一番 並榎町 人形は鏡獅子
近年御神火まつりの川上りは、場所取りが早くから並んでいるので、練りに最後までつきあっていると良い場所に入れない。
少し早めに神社に戻ると、富士山はまだ姿を見せていた。でも御神火台が戻る頃には闇に飲み込まれ、山室の灯りぐらいしか見えないのだろうな。
昨年の川上りのビデオだ。 BGMとして再生しながら写真を送って御覧下さい。 |
川上りの一番神輿は平成御神会。
さかのぼる川は湧玉池に端を発する神田川。
水温は年間を通じ摂氏13度という。
多くの観客の前を水しぶきを上げながら上ってゆく。
そして多くの観客の待つ上陸地点だ。
最後の一がんばり。
2番手は頭火会。
3番手は守楽。
4番手は市職。
5番手は翔友会。
6番手はみやしん。
7番手は般若会。
8番手はさくや。
そしてしんがりは富士宮神輿会。
整然と川を上る。
最後の神輿が上陸した。
不況のゆえか、ここ数年でいくつかの企業神輿が撤退したが、その一方で会組織で頑張っている所も多い。
来年もまたここで会えるよう希望する。
今年は富士山の姿が素晴らしかった。
何かの良いしるしであって欲しい。