夏
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Fri, 06 Aug 2010 18:27:18 +0900
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d3forum
歳時記
ja
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富士山頂より天に昇る"すばる"を見に行こう
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昴(すばる)という星座は数の足りない北斗七星みたいという程度の認識だったが、形は富士重工のマークで見知っていた。新宿駅西口のスバルビル横を毎日通っていたからだ。
でもその星座自体は見たことがない。
というより星座自体、北斗七星とオリオンの三つ星ぐらいしか判らないのだから、あえて探すこともしなかった。
出会いは3年前の8月。
流星群が見られるというので、富士山と流星を撮るべく富士桜自然墓地公園に出かけた。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/218.jpg)
ところが、頭上には雲が広がる。
ほとんどあきらめながら、わずかに見える空にカメラを向けていた。
流星が写った。
そう思ったのだが、どうやらこれは人工衛星らしい。
同じ幅、同じ明るさで写っているのが特徴だという。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/219.jpg)
やがて雲が薄れ、わずかに山頂を覆うまでに少なくなった。
そんな時に富士山頂を覆う雲の中から、キラキラ輝きながら登る星の群れを見た。
あきらめかけた撮影だが、雲が晴れることで大きな希望を与えられた。
そして象徴的に輝く星の群れだ。
私にとっては吉祥に思えた。
この画面左に写っているのはどうやら流星のようだ。
家に帰って調べると、富士山の頂上から昇った星群はマークでは見慣れていたはずの昴だった。
昔から愛唱歌は谷村新司の「昴」。
以前乗っていた車はスバルのレガシー。
何か縁を感じる。
昴に出会ったのが、ちょうど夏の盛りのこんな時期真夜中の0時前後だった。
暑さ盛んな季節だ。
寝苦しい夜には、富士山頂から登る昴をまた見に行こうと思う。
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=24
Fri, 06 Aug 2010 18:27:18 +0900
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大きく変わる時
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=23
|#ref(http://henporai.net/uploads/photos/208.jpg)|#ref(http://henporai.net/uploads/photos/209.jpg)|
芋虫毛虫がチョウになる。
それは醜いアヒルの子が白鳥になるよりも大きな驚きではないだろうか。
羽化したばかりのアオスジアゲハだ。
黒光りする翅の地に、水色からうす黄色までのグラデーションが鮮やかだ。
人の変化を喩えるならそれは変身だが、昆虫の場合だと変態と呼ばれる。
変態には幼虫から蛹になる蛹化と、蛹から蝶になる羽化があるわけだが、一番大きな変化は一体いつなんだろう。
羽化は最終的に蝶になる場面だが、その翅も眼も触覚も脚も、蛹の時代から殻の中に用意されていたものじゃないか。
時間をかけて熟成し、殻を脱ぎ捨て翅を広げたに過ぎない。
#ref(チョウ/aosuji.gif)
蛹化の連続写真をgifアニメにしたものだ。
幼虫時代の皮を脱ぎ捨てると、そこにはすでに成虫になるための各部位が割り振られている。
蛹化は家造りで言ったら上棟式みたいなもの。
すでにある設計図に従って骨格を組み上げるようなものじゃないだろうか。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/211.jpg)
幼虫の体から成虫の体への見た目の変化は、やっぱり蛹化だろう。
でもその変化のための準備は、蛹になる直前の前蛹の時に行われている。
食べた餌を吸収し、糞は全て排出しゼリーのように半透明になった。
糸を吐き、蛹になる足場や体を取り巻く帯も用意した。
そして遺伝子に組み込まれた設計図の通りに、内部で成体の部位を組み立てているところだ。
見た目には判りにくいが、変化のための大きな仕事は深く静かに行われている。
動かぬ時変わらぬ時、それはひょっとすると大きく変化するために着々と準備を進めている時かも知れない。
大きな変化には、どうしても準備期間が必要なんだろう。
スランプってたぶんそんなものかも知れない。
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=23
Wed, 04 Aug 2010 21:41:08 +0900
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夏の闇にヒメボタル
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=22
あれは浅間大社青年会の頃だったから、かれこれ20年以上前になる。
先輩会員から富士山のホタルのことを聞いた。
富士山登山道近くの林の中でホタルが光っていたという。
環境的に川のあるような場所ではないと言うから、何か陸生のホタルなんだろうと思っていた。
それから数年して「神田川にホタルを飛ばす会」の活動に参加することとなり、市内各所のゲンジボタルの定点観測に励んでいる頃、別の友人から登山道脇の駐車場でホタルを見たという話を聞いた。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/198.jpg)
これはぜひ見たい。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/199.jpg)
フラッシュのような瞬間の光、この独特な点滅の主はヒメボタルだった。
気まぐれなこのホタルはいつもその光を見せてくれたわけではない。
多くのホタルが盛んに光っていたと聞いて出かけても、翌日出かけてもほとんど光らないこともあり、かなり振り回されたものだ。
野鳥の会の会員K君の案内で、遊歩道をライトをつけずに一巡したこともある。
目が慣れれば足下の見当もつき、ホタルも確かに見つけやすいが、この時はハズレでわずかなホタルしか見ることが出来なかった。
遊歩道を熟知している彼だからから出来ることだが、素人は真似すべきではない。
やがてこの闇の怖さを思い知らされることとなる。
それからも何年か足繁く通ったものだが、あることから行こうにも行けなくなってしまった。
当時消防団に所属しており、行方不明者の捜索などで出動することはよくあったのだが、管轄区域で家出があり、家出人の車がその遊歩道入り口で発見された。
行方不明者の町内の人たちと何方向かに手分けして分け入りくまなく探していた所、無線機から発見の報が流れた。
駆けつけると指さす彼方の草の上に人影が。
縊死だった。紅い紐に見えたのはブースターケーブルで、木の股にかけられ木を背負うような形でこちらを向いていた。
無線で警察への連絡を依頼し、到着まで現場近くでひたすら待つ。
風向きが変わり風がながれてくると、皆一瞬青ざめる。すでに何日か経過していたので匂いも強烈なものがあった。
後日仲間が調べた所、似たような事例は過去にも何回か起きているらしい。
ライトも点けず歩き回ったあの闇には、浮かばれぬ想いがさまよい歩いていたのかも知れない。
それでもようやく恐怖も薄らいできたので、ときおりヒメボタルを見に行くことがある。
先日静岡新聞に富士山のヒメボタルの記事が載っていた。
標高により出現時期が違うと言うこと。
低地では比較的早い時期に出現するが、標高の高い所では出現時期が遅れる。
生息範囲がどのあたりにまで及ぶものかが、とりあえずの調査のポイントだとか。
昔足繁く通っていたのは梅雨明け頃だったが、盛夏となるともっと標高の高い所が狙い目かも知れない。
怖いもの見たさで行ってみようかとも思うが、さて悩む所だ。
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Mon, 02 Aug 2010 17:05:18 +0900
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輪くぐりさん
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毎年7月31日は福石神社の祭典、通称「輪くぐりさん」が行われる。
7月の夜ともなると「輪くぐりさん」で披露される祭り囃子の練習が行われ、浅間大社をはさんだわが家までその音が聞こえたものだ。
ところが今年はまったく聞こえない。
人から言われるまで輪くぐりさんのこともすっかり忘れていた。
そうそう思い出した。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/96.jpg)
この春の城山区民館落成式だ。
福石神社の社務所も兼ねている。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/97.jpg)
こちらが区民館入り口だ。
以前の古い建物では真夏の室内では練習どころではない。
開け放って練習するか、外に持ち出し涼しい湧玉池の畔で練習するような状況だったから、浅間大社の反対側にあるわが家のあたりまで、太鼓の音が聞こえていた。
音が聞こえてこないのは、新築なった城山区民館の中でたぶん冷房を効かせて練習しているのだろう。
以前祭り前の囃子練習で、音がうるさいと怒鳴り込まれたと聞く。
今では環境が整って、そんな心配もなく練習に打ち込んで居るんだろうな。
囃子仲間の練習環境が整ったことを喜ぶ反面、お囃子の音が聞こえなくなったことをちょっぴり寂しく思う。
#googlemaps2(lat=35.226892, lng=138.609362, width=700px, height=540px, zoom=17, type=normal, mapctrl=normal, typectrl=small, scalectrl=none, overviewctrl=none, crossctrl=none, togglemarker=0, googlebar=0, wikitag=hide)
&googlemaps2_mark(35.227124, 138.611940, zoom=18, type=normal, title=福石神社){7月31日に輪くぐりさんが行われる};
&googlemaps2_mark(35.226603, 138.607976, zoom=19, type=normal, title=佐野写真館){へんぽらいの店と住まい};
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=15
Thu, 22 Jul 2010 22:38:04 +0900
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梅雨明け
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=10
梅雨明けというと思い出すのは3年前のこと。
梅雨が明けたというその日に浅間大社境内を歩いたとき、湧玉池のほとりで涼んでいた人たちが口々に話してくれた。
白い蛇が湧玉池を泳いで横切り、森に消えていったというのだ。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/85.jpg)
梅雨明けの陽光きらめく湧玉池だ。
この水面を白い蛇が泳いで渡ったという。
それは幻想的な光景だったろう。
それで白い蛇のことを、浅間大社の神主さんに聞いてみた。
白い蛇そのものの情報は得られなかった物の、参集所前の島などで大きな蛇の抜け殻を見ることはよくあるとのこと。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/86.jpg)
そして翌年のこと。
浅間大社青年会の、創立35周年記念式典が参集所で行われたときだ。
式典を終え記念講演に移る際に会場設営のため小休止があったので、窓から湧玉池を見ていたら蛇が池を泳いでいるのを発見した。悠々と池を泳いで北側の森に消えて いった。
対岸寄りで逆光気味。蛇行し波を立てて泳ぐのは遠目にも見えたが、白蛇かどうかまでは判らなかった。
懇親会などで話をしてみたら、白蛇の目撃談を聞くことができた。
7-8年前の青年会総会の日に湧玉池の石垣で白蛇を見たのだそうだ。
#ref(http://henporai.net/uploads/photos/87.jpg)
それから池に来るたびに白蛇はいないかと探すようになった。
ある日子供達が蛇を見つけ騒いでいたので駆けつけると、すでに石積みの隙間に逃げ込んだ後だった。
後日覗いたら顔を出していたので、そっと近寄って 撮影した。
アオダイショウだろうか、残念ながら白蛇ではなかった。
とはいえ、池に接する森は広大で何か居てもおかしくはない。
いつの日か白蛇に出会う日があるかもしれない。
そんな日を楽しみに待っている。
参考
[[夏の終わり:http://henporai.iza.ne.jp/blog/entry/1181388/]]
[[湧玉池と白蛇:http://www.miyachou.com/xoops/modules/weblogD3/details.php?blog_id=20&cat_id=17]]
http://henporai.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=10
Mon, 19 Jul 2010 16:56:17 +0900
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